震災の影響でチラーヂンは短期処方
病院へ行ってきました。
今回はいつもの採血に超音波。
今頃思ったことですが・・・みんな、毎回採血ってしてるんでしょうか?
私は毎回必ずします。
今回の血液検査や超音波から見た甲状腺の状態は落ち着いているとのことで、一安心しました。
今回初めて知って驚いたことがありました。
甲状腺の薬「チラーヂン」は、福島県いわき市にある「あすか製薬」が98%製造・販売ということで、今回の東日本大震災の影響で、甚大な被害を受けて数日前までチラーヂンが製造中止になっていたんですね。
現在は徐々に再開しているそうですが、先生に訊いたところでは、5月頃からは通常どおりに処方できると思うとのことでした。
ということで、通常3ヶ月分の処方の私の場合は、今回は2ヶ月分の短い処方でした。
遠くから来院する人には当面大変かもしれません。緊急時の全員短期処方ということですが、その際も薬だけをもらうことはできず、診察も必要のようです。
そのほかには、私が気になっていることを訊いてみました。
※下記内容は後から細かい部分を思い出し、ちょっと編集しました(4/2)
■ヨード131が空気中に検出されているが、甲状腺を全摘した人の場合の影響はありますか?
身体の中にヨード131が入っても、甲状腺を全摘した人はヨードを取り込む甲状腺がないので、体の中を廻っても「甲状腺がここにはない・・・」ということで、尿から排出されるから心配はないということでした。
また、「空気中のものより、食品で取り込む方を気をつけないといけない」という様なことを言っていましたが、「これは(自分判断ですが)全摘の人には同じくヨード131に関しては影響はない」と思っています。
■チラーヂンを飲まないと(こんな事はないことではありますが)死んでしまうんですか・・・?と訊いてみた。
実際、飲まなくなった人はいないのでわからないが、と前置きし、
チラーヂンを服用しなくなって2週間くらいすると、むくみが全身に出てきたり、
肌がカサカサになったり、だるくなったり等の症状が出て来ます。
1ヶ月すると・・・(という話もしてくれたが忘れてしまった(>_<"))
今まで飲んでた人が検査、治療以外に長期間飲まなくなるという事がないから・・・と、
はっきりした事は(心配症な私だけに?)先生は言わなかったようですが、
「チラーヂンを服用しなくなると、命に関わってくることは確か」と言われました。
ただし、
甲状腺があっても甲状腺ホルモンが出ていない、または少ない状態に近い「橋本病」で考えると、1年、2年と橋本病とは気付かずに過ごしている人がいるので、そのことから考えると、そういう(橋本病のような)状態になるのではないか?
ただそれでも、
薬を服用すれば(橋本病の人も)元気になっていくのでね、大丈夫だと思うけど、
今まで服用していた人が飲めなくなるのは命に関わってくる問題ではある。
というお話しでした。
※上記については私の主治医が私に言ったことですが、心配な方は診察時に必ずご自分の主治医にご確認してみてください。
(コメントを下さった“いのぶーさん”のコメントにはより詳しく書いていただいいるので、
そちらを参考にしてください。
被災地でないために、自覚していなかったことですが、「薬がなくなる、飲めなくなる」
そういう危機に直面して、意外なところで震災の影響が身近にでてきて、
はじめて、被災した場合の備えを考えさせられました。
被災地で、物資がなかなか届かず、
やっと物資や薬が届いたが、その数日後になくなった方がいました。
薬がなくて、命を失ってしまうことの怖さを感じました。
今もどこかでは薬や治療を受けられない方もいるかもしれない。。。
行き渡っていることを願っています。。。
また今回のことで、自分もチラーヂンは1カ月分は常に持ち歩いておこうと思いました。
また何かあったときに、チラーヂンを服用していることも身近な人に伝えておいた方が良いと思いました。
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