2006年と2008年に手術した傷跡と経過
これまでの経過を振り返って書いておくと・・・、
■2005年 (しこり発見~告知まで)
2005年10月、何気なく触っていた首に米粒ほどのしこりがあるのを偶然発見。
その後、しこりは半年で17mmほどの大きさに変化した。
シコリは扁平な感じで痛くもなんともなかったが、
首をヨコ向きにして話したりすると引っ掛り?のような違和感を感じていた。
不安に感じたため、何ヶ所ものクリニックや病院の耳鼻科で血液検査、エコーをするも「異常なし」と言われる。(どこの病院でも甲状腺の血液検査はされなかった。)
その後、
大学病院の耳鼻科で、初診の先生が細かく首やファイバースコープで診察。
首の触診で、「シコリより、左側の甲状腺が腫れているのが気になる」と言われる。
そして、CT、穿刺細胞診等の結果、甲状腺がん(乳頭がん)と告知。
■2006年 (最初の手術)
2006年、別の病院(甲状腺専門医院)にて「甲状腺全摘およびリンパ左頸部リンパ節郭清手術」を受ける。
※発見してくれた大学病院で手術をしなかった理由は・・・
最初に発見してくれた医師はとても良い先生だったのに、残念ながら
診察のたびに違う医師になり、最後4度目の診察では医師が執刀医だったが、
その医師の態度が良くなかったことや手術の内容に決心ができず、
セカンドオピニオンで甲状腺専門病院に行き、そこで手術を決める。
■2007年 (外来でヨード131のカプセルを検査・治療のため服用)
・ヨードを取り込む細胞が残っているか調べるため
・術後に残っているかもしれない甲状腺細胞等の細胞を消失させるため
■2008年 (再手術)
2006年の最初の手術から2週間ほどが経ち、術後の腫れが引いたころ、
シコリがあった位置を触って確認したら、取残しらしきシコリ(大きさも場所も同じ)が、
あったので病院に電話。
けっきょく術後1年は様子見となり、1年後にようやく超音波と細胞診をしてもらったが、
結果、シコリは再発かもしれないと言われ(絶対に取残しだと思うが)シコリを摘出。
※病院は変えず、主治医を代えての手術。
■2008年~2012年現在 (経過と傷跡)
2008年から2012年の現在までは、チラーヂンを服用しながら3ヶ月毎に血液検査と
超音波などをしながら経過観察をしている。
微小なシコリはまだあるようだが、症状としては落ち着いているとのこと。
(肺など他への転移は今のところありません)
【2006年 最初の手術の傷跡から約6年経過】(撮影 2012.4)
首の下に白く1本の線のように傷が残っています。
右側の端の傷には少し引きつりがあり、飲み込む度に引きつって動きます。
【2008年 再手術でのシコリ切除の傷跡】 (撮影 2012.4)
最初に発見した米粒ほどのしこりは、この傷の位置にありました。
最初の首の手術の切開場所からここの位置のしこりを切除するのは、
いくら何でも無理だと思うので、私は取り残しだろうと思った訳です。
今回も「きれいに縫ってほしい」と言ったら、この時は「縫合せずテープ止め」
だった為、術後に傷跡が開いてしまいました。
そのためか? 首より傷跡がはっきりわかります。(縫った方が良さそうですね。)
この病気はシコリが大きくなってきたら切除しか方法がなく、何度も手術しなければならないようなのですが、同時にそれは傷跡や癒着も増えてしまうし、また、首の手術は顔や肩への様々な神経や声帯などへの影響もあるため、できればしたくないものです。
私は首のヨコの手術の際(先生は神経は傷つけていないと言っていました)が、
術後翌日に腕の運動をしようと思い、腕をヨコにまっすぐにした状態で伸ばそうとしたら、指先まで痺れを感じました。今でも痺れはあり、現在も以下のような状態です。
・・腕を真横に伸ばした状態で上げる動作がしずらい。
・それほど重くない荷物でも、長い時間持っていると肩が痛くなる。
・普段何もしていなくても机に腕を置いている(パソコン等で)と肩が痛くなる。
・座っているときも、寝ているときも、左肩が痛くなる。
・首から肩周辺に皮膚の感覚麻痺が残っている。
・・・等、いろいろな後遺症?があります。
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