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2013年7月 8日 (月)

八ッ場ダムで移転、閉館する温泉たち・・・

群馬県の八ッ場ダム(やんばダム)は、なんと、私が生まれる前から計画されたものだったことは、この温泉地にきて知った。
本当にここは建設再開されてしまうのだろうか?
とにかく、川原湯温泉の共同湯の一つが6月末(先月)で閉館してしまうというので、
行ったことのない温泉地だし行ってみなければ!!と思い、急きょ行ってきました。

6月中旬に行ったのですが、残ってギリギリ営業している宿は2軒ほどしかなく、
立ち寄り湯はやっていなかったため、川原湯温泉の共同湯に入った。

その前に・・・その温泉地はどこにあるか?
これを機に、ダムというものを考えるきっかけにしたい。

八ッ場あしたの会HPより http://yamba-net.org/gaiyou/

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clip 八ッ場あしたの会より
吾妻川は群馬県と長野県との県境にある鳥居峠に発し、浅間山、草津白根の山麓の水を集め、関東平野の入り口で利根川に流れ込む一級河川です。
八ッ場ダムは、吾妻川の中流に位置する名勝・吾妻渓谷に、1952年に国によって計画されました。
地元での激しいダム反対闘争を経て、1994年以来、道路、鉄道などの周辺工事が進んでいますが、本体工事はまだ始まっていません。
関東地方に水を供給する八ッ場ダム―これはまさに首都圏の水問題なのです。

2004年9月、八ッ場ダムの基本計画が変更され、事業費は全国一の4600億円に増額されました。また、2008年9月、八ッ場ダムの工期を2015年度に延長するとの計画変更が告示されました。しかしその後も国土交通省は、さらなる工期延長と事業費増額を示唆しており、八ッ場ダム事業は迷走状態にあると言っても過言ではありません。
脱ダムを求める世論の声が強まる中、今後のダム行政の行方を左右する象徴的なダムが八ッ場ダムです。 

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川原湯温泉駅
素朴でかわいい駅の向こうにドーンと、建設されている橋が見えた。

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着々と進む川原湯温泉周辺の橋の建設。

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電気と同じく、首都圏のために失われる自然と生活の場がある。
それを殆ど意識していなかった私たち。
豊かな自然と美しい景観の中に不自然に出来上がっていく巨大で冷たい現実は、風情も美しさもなく、殺風景な景色が気持ちに重いものを残した。

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そして、移転をしていく川原湯温泉の宿たち・・・

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高台に移転し、9月下旬から新館オープンするという「山木館」さんのお知らせ。

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営業されていたこちらの2軒はいつまでここで営業だろうか?

◆旅館やまきぼし

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◆丸木屋

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共同湯へ行ってみた。 

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閉館された宿の横を登っていく。 こんなワクワクする温泉道って・・・。

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しかし、ここ「聖天様露天風呂」は混浴だ。
男性陣が数人入っており、残念ながら入ることを断念。。。
こういうとき、いつも思う。(いいよなぁ・・・男性は!!)
こちらは6月30日で閉館した。

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聖天様の入口まで戻り、道路を5分ほど上へ歩いて行くと、もうひとつの共同湯がある。ここも、なかなか立派で風情のある外観!

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「王湯」 ※ここは2014年に代替地に共同湯がオープンしたら閉館となるそうだ。

◆帳場と券売機
大人1人 300円。 休憩を含めても600円と格安。
他にお菓子、おつまみ、カップラーメン、そしてなぜか?生タマゴも売っていた。
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広~い休憩室の前を通って、その先の露天風呂へ向かった。

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休憩室はかなり広くて、窓の向こうは一面に緑が広がる。

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一旦このような場所を歩いて露天風呂へ行く。 (入口を振り返って撮影)

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源泉は74度から80度もあって、絶対に水を止めないようにと書かれていた。
男性の方は丁度よかったらしいが、女性の湯は・・・ あぢぃsign04!!
とてもじゃないが、熱くて入れんょ!
水を入れるのは大変なので、内湯に行くことにした。
spa 名残惜しくて再度翌日行ったら、入れる熱さになっていた。

内湯も階段を下りていく。 
男湯、女湯と刻まれている看板は「石」だろうか??

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おぉ~!レトロだぁ。
渋い浴場という雰囲気するわぁ。脱衣所に入ってみると・・・これまた、渋い!

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下のガラスは緑色をしていて、なんかレトロな感じでかわいらしい。
脱衣所からはさらに階段を下りるが、この造りがなかなか凝っていて素敵。

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男性浴場の壁は水色。(昨年塗り替えたばかりだという)

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湯船の先には広くて日差しもたっぷり注ぐスペースがあるため開放感がある。
バスタオル敷いてゴロンとなれる広さ!
何よりも、この内湯のデザインと雰囲気がすごく素敵だと思った。

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こういうレトロで風情のある雰囲気の「温泉浴場」というものは、現代では造り出せないだろうなぁ。時代を積んでいるんだものねぇ。

※ 女性の浴場の壁はきれいな桃色。
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湯はうっすらとにごり湯で、泉質は内風呂の方がやわらかい感じがした。
内湯の源泉は2ヵ所の湯口から注がれていて、露天も内湯も飲泉可能。
露天の方の源泉を飲んでみると、熱かったが昆布茶風味でとても美味しかった。

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この内湯は誰が設計して造ったのだろう?
そんな事を想いながら滑らかで気持ちのよい温泉に浸かるが、
こんなに良い温泉と雰囲気がなくなると想うと至福より惜しい気持ちの方が強くなる。。。

湯上り後に、この共同湯の受付・管理をしている女性と話したところ、
八ッ場ダムに関しては、当時テレビや新聞はありもしないことをばかりを書いて報道していたという事を訊いた。本当の事を知るには地元の人間に聞くのが一番だと言われた。そして、「もう長いことダムに振り回されて疲れたし、60年も温泉を営業してきたから、もう十分。」 そんな風に話されていました。

それにしても、こんな湯があったことを最近まで知らなかったなんてsweat01・・・。
今後は鄙びたレトロ温泉を求めて、あちこち行ってみたいと思っている。

最後は、この共同湯の上にあった足湯を覘いてみた。 

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鳥居をくぐり、すぐに見えてきた足湯。その右奥の階段を上っていくと神社がある。
もう見られないかもしれないというのに、彼にせかされて見られず・・・。くぅsign04punch

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共同湯受付で「たまご」が売られていたのは・・・
ここで足湯に浸かっている間に温泉たまごを作るのね。
これも源泉温度が80度近くあるからできる温泉の楽しさ。

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最後に・・・、今後の川原湯温泉は、こうなる↓ようです。 

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あぁ。。。近代的な。(絵を見た限りではよくある街並み・・・)

共同湯などはきっとどこにでもあるようなデザインの造りなんだろうなぁ。
そして高台に造られるということは、ここから上に湯を引っ張るということだろう。
だとすると、湯の鮮度は・・・どうなるのでしょうか。


新しく生まれ変わったら、どのように変わったのかを写真を撮りに行ってみよう。

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コメント

スコーピオンさんへ
これ、普通なら読めないですよね。
ダムも、必要なの?って思いますよね。伯父によると、ダムなんて環境を破壊するだけだと。
私も何かで「ダムを造ったせいで、余計に土砂崩れなどの災害が増えたり大きくなったりする」という事を聞いたことがあります。だから私は脱ダムかな。
ここの大自然いっぱいの静かな場所に突如現れる巨大なコンクリート(橋)は実際にその大きさを見ると、とても異様で不協和音感じます。
こんなきれいな自然と水を美しさもないコンクリートで壊すのかと思うといたたまれない気持ちになりますね。
人工物はいくらでも作れるけど、自然の繊細な造りは人間には作れないよね。

投稿: アネゴ | 2013年7月 9日 (火) 15時44分

八ッ場→やんばって昔読めなかった私(汗)。
福井の原発、敦賀→つるがも『あつが』だと思ってた私(汗汗汗)。
それはそうと、日本といえば温泉。
なくなっていくのは、なんだか寂しい。
ダムに限らず、その施設は本当にその場所に作らなきゃダメ?っての
結構ありますよね……。
場所以前にその施設、必要?みたいなのも…。

…うーんうまく纏まらないコメントになってしまった(-_-)

投稿: ★スコーピオン★ | 2013年7月 9日 (火) 01時17分

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