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2013年3月15日 (金)

行くぜ、東北。 八甲田スキー場へ

温湯温泉の後は、予約しているスノーシュートレッキングをするため、八甲田スキー場へ向かいました。(2013年2月)

やっぱり八甲田の天気は全く違います。
スキー場に着くまでの道もけっこう大変でしたが、スキー場の駐車場も雪で覆われて
勝手がわからず、駐車するにも一苦労。

今回私たちが予約したのは、八甲田スキースクールのプラン。
ロープウェーで頂上まで行き、そこから降りるコースを体験できます。
金額はウェアからゴーグルまで一式レンタル&ガイド料込みで¥6,000
この他、別途ロープウェー代片道(¥1,150)

Dsc01091

スノーシューは、私たちの他にもう1組の年配カップルさん。
初めて八甲田ロープウェーに乗ります! なんと100人も乗れるそうです。

Dsc01058_2

ガイドさん「下でこんなに風があるので、上はもっと風が強いと思う。
○○地点を過ぎたら引き返せないので、その場合はそこで言ってくださいね。」等、
説明があった。 (風速は 22m/s 、気温-13℃)

Dsc01061_4 

所要時間約10分の所、この日は強風のため、速度を落とした運行で20分程。
周りは殆んど見えません。 (ちょっと閉所恐怖症気味・・・。)
視界を良くする為にガラスをアクリル板で削るんですが、瞬時に薄~く凍っていく。

Dsc01079

初めて見た八甲田ロープウェー頂上、冷凍庫のようだ。
Dsc01070

扉も凍ってる。 
Dsc01069_2

山頂に到着すると、受付の人がガイドに「こんな風で行くの?!」と少し驚いたように聞いていた。 ガイドさんは頷いて 「行く」 と返答。
(上に待機しているスタッフが「この天候で行く気?!」って感じているということだ。)
私は、この時点で少し不安が過った。

ガイドさんが、ダイレクトコースを歩くというが・・・、
この天候なので、下に着くまで2時間半くらいかかるかもしれないと言う。
(えぇ? 2時間半も!? この吹雪の中を? ・・・不安だぁ・・・。)

Map_ground

とりあえず、ガイドの後をついて扉を出た。
出た瞬間から、ものすごい強風にさらされ、体が飛ばされそうになるので
ストックで支えて一歩一歩しっかりと歩く。

入り口を出て10分? まだ10~15メートル前後くらいだろうか? 
強風で皆うまく歩けず、もたもたしてしまい、なかなか進まない。

そうこうしているうちに指先は冷くなるし、丸出しの頬が寒いのを通り越して、
このまま行ったら凍傷になるんじゃないか?という不安を感じるほど痛い。
年配カップルは「ゴーグルが曇って見えない」と言って立ち止まる。
そんな状況で、私たちは入り口付近でウロウロ、もたもたしていた。

これで2時間半歩けるんだろうか・・・。
こんなに真っ白で見えない空間をどうやって行くんだろう。。。

スノーシュー楽しいね♪ というより、これじゃまるで、行くぜ、雪中訓練。
余裕なんか無くなり、笑顔も消える。

そんな事を思っていたら、 あぁーーー!!
・・・強風で倒れた。

一人でやっとの思いで立ち上がって強風に耐えるが・・・
この悪天候に本気で恐怖を感じてきた。 (頭に浮かぶ・・・八甲田山 死の彷徨・・・) 
正直、止めたい・・・かも。。。
と思いつつも、ガイドさんが歩くので気乗りしないまま後につづく。。。
突風がビュービュー、バンバン全身に当たる。

視界不良のホワイトアウト、強風、極寒を前にして、この中を進んで行くのは、
さずがに雪が大好きだと言ってる私も危険を感じて躊躇していた。

そして、強風でしばらく立ち止まっていたガイドさんが振り返ってひと言。

「今日は無理です」 と、キッパリ!


そうでしょう!! そうだょ、そうだょ。  あぁー、良かったぁ。ホントに。。  
こんな中歩いて行ったら、ほんと、途中で凍死しちゃうょ。
Dsc01062 

それでも、ビーコン身に着けてる上級スキーの方々は次から次へと、視界不良の
真っ白な空間の中へと滑って消えて行きますけどね。。。 
命知らずだなぁ~。 (でも今年は5人くらい雪に埋れてた人がいるとか。。。)

で、この後、風はさらに強くなってロープウェーは運行中止。
こんな天気は10日に1度だとか?(これも後から思えば良い経験でしたが。)

せっかくなので、看板だけ撮影。
Dsc01066

これ、私。 (ロープウェー頂上の出入り口の前にて)
R9719898

下界へ降りてから、安全な下の方を30分くらい歩いた。(↓こちらは相方。)
ふかふかの雪の中を越しまで埋れながら歩くのは楽しかったなぁ!
かんじきのような物を履いているので、埋れるのが腰の辺りで済んでいる。

Dsc01084

後ろ姿の私 ↓ (固められたところは、ふくらはぎ程度の沈み)Dsc01086

初めて体験した雪の八甲田の強風。
今回は残念でしたが、八甲田山は半端じゃないですね。
八甲田山で雪中行軍をした人たちが、どんな気持ちだったかと考えてしまいました。

ちょっと楽しんだ後に車に戻ったら、約2時間半でタイヤまで埋まってました。
雪が降り積もる中で、またもや雪落とし30分。
車にも自分にもどんどん降り積もる雪の量、都内で降る雪とはまるで違うものだ。
さすがにこの時に初めて、雪落としの大変さを感じました。
(雪国の方々、一日に何回もするなんて本当に重労働だと思いました。)

そして、スキー場を出発したのは午後4時過ぎ。
ここから今日の宿泊先である蔦温泉旅館に向かいます。
雪がかなり吹雪いている。
急がないと、日が暮れて道がわからなくなるので焦りを感じつつ出発した。

clip 八甲田山雪中行軍遭難悲話 
spa 雪中行軍が目指した田代元湯温泉(今は廃墟)

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コメント

いのぶーさんへ、
ロープウェー頂上では命の危険を感じるくらいの寒さと吹雪、暴風だったので「こんな吹雪のホワイトアウトの中、雪中行軍はこれよりもっと冷たく深い雪の中を彷徨っていたんだと思うと、「今自分たちは安全な下の方を歩いて「楽しい~!」と言って雪を楽しんでいるけど、この雪が命を奪うんだもんなぁ・・・」と、複雑な気持ちでした。
特にこのスキーの後に向かう蔦温泉への道のり(雪中行軍ルート)では、詳しくは次の記事に書いていますが、八甲田に雪道(特に40号)の恐ろしさを、更に見せつけられることになりましたが。。。

とにかく昼なのに一面が真っ白で道がわからない恐怖。
そして真っ暗な夜と吹雪く雪道・・・この辺りを雪中行軍の人たちが歩いたと思うと、どんなに恐ろしかっただろうと想いました。


投稿: アネゴ | 2013年3月20日 (水) 22時26分

新田次郎の「八甲田山 死の彷徨」、我が家にもあります。
これが訓練だったこと、指揮官次第で人の命の運命が違ったこと、、、。

アネゴさんの写真が、リアルです。

投稿: いのぶー | 2013年3月20日 (水) 07時23分

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