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2012年9月17日 (月)

がんと心のケア 精神腫瘍医

精神腫瘍医という言葉、知っていますか?

がんの患者さんやその家族が抱える精神的な苦悩に向き合い、
心のケアにあたる医師のことだそうです。

********** 以下東京新聞(9/16)より一部抜粋

告知後の心理 
医師からがんであることを告知され、その内容が将来の見通しを根底から
変えてしまうような否定的なものである場合、
人は一般的に次のような心理的な反応をたどることが多いと言われる。


第一段階 【衝撃を受ける段階】 2、3日(あくまで目安で個人差がある。)
混乱、不安、興奮など。
頭の中が真っ白になり、何も考えられず、医師の説明もあまり覚えていない。


第二段階 【不安定な段階】 1~2週間
無口(無口になって心を閉ざしてしまう)
否認、現実逃避、あきらめ(不安や恐怖、無気力、あきらめ、悲しみが交錯)
悲しみ、怒り(ふだんなら気にならない待合室の待ち時間や他人の笑い声も気に障り、
腹が立つように。)


第三段階 【適応段階】 2週間以後 
受け入れ(徐々に落ち着き、現実を受け入れる。前向きに考えられる。)
適応(最善の治療を模索して積極的に行動する人も)

以上のような反応をたどるが、第一、第二段階の精神的症状と身体的状態が続くと・・・

適応障害 → (2週間以上程度が強く続くと) → うつ病 と診断される。 

 
clip 適応障害
告知後に不安、抑うつ、過敏、混乱などの精神的な症状と不眠、食欲不振、
全身の倦怠感などの身体的な症状が続くこと。

※ がん患者の30~40%が適応障害やうつ病といった状態になると言われているそうで、このような症状が見られる場合は精神腫瘍医が対応するらしい。

pencil 心の状態が悪化すると、がんの進行に悪影響を及ぼす
がんと心は相互に影響を与え合っているそうで、うつ病の発見と治療が大事な理由は、うつ病を合併したがん患者さんの免疫機能が低下し、がんの進行が早くなることが
知られているからだ。(聖路加国際病院精神腫瘍科医長 保坂 隆)

pencil 家族は「第2の患者」
がん患者の家族は、相当な精神的負担を負い、心のケアを必要としているケースが少なくない。それは矛盾した二つの役割を担っているからだといわれる。


1、がん患者に対しての「治療者」的な立場
・・・ひとりの時には人知れず泣いていても、患者の前では明るく振舞い、励ます役割を担う。

2、自らが精神療法を必要としてる「患者」としての立場
・・・情緒的な面で患者を支えることに限界を感じる。さらに、近い将来、悲嘆の状況に陥ることが避けられない場合、喪失感のほか、生活面や経済面での不安(収入減の喪失)などを抱える。しかも、そうした苦悩を訴えることをためらい、口にださないため、多大なストレスとなる。

heart 家族のストレスの重荷を軽くすることは、患者本人の苦悩を和らげることにもつながるという。


■ 東京新聞 大図解バックナンバー 
http://www.tokyo-np.co.jp/daizukai/

clip 精神腫瘍科医は1977年に米国のスローン・ケタリング記念がんセンターを
皮切りに徐々に世界に広がり、日本では90年代から国立がんセンターなどで配置が始まったそうです。日本ではまだ少ないそうだが、精神腫瘍科医が在籍する病院は、
「日本サイコオンコロジー学会」のホームページで見ることができるとのこと。
■日本サイコオンコロジー学会 http://jpos-society.org/


↓ こちらのサイトは、日本サイコオンコロジー学会にリンクされているのですが、
   がん患者さんやご家族にとっていろいろ参考になるかもしれません。
■がん患者さんとご家族のこころのサポートチーム http://support.jpos-society.org/

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コメント

スコーピオンさん、こんにちは(^^♪
今は(?)科にもよると思うけど、問診票の最後に「告知は望みますか?」みたいな質問があって、私は「本人(自分)に告知してほしい」に○印を付けていたためか、
検査結果を聞きにいったら、「検査の結果なんですが、・・・悪性で、甲状腺のがんで、種類は乳頭がんです」ってバッサリ言われたんですよね(^_^;)。
でもその言葉の後に「でも、このがんは予後の良いがんなので命に関わることはないので心配ないですょ」と、かる~く言われたため、ショックは少なかったと思います。
(逆に、診察室を出たときに、後から看護師さんが追ってきて「大丈夫ですか・・?次回、ご家族を連れて来ていいんですょ」って言ってくれたのを覚えています。
でも、後からジワジワと恐怖や不安が来るんですよね。
で、ネットで調べると、より不安と恐怖になる。。。
なので、精神腫瘍医という心の支えになる医療は今後もっと地域に早く根ざして、気軽に利用できるようになって欲しいと願いますね。
やっぱり心のあり方は病気に作用するって、つくづく感じるこの頃ですconfident

投稿: アネゴ | 2012年9月18日 (火) 19時23分

みるくままさん、こんばんは(^^♪
告知の時のお話を聞かせていただいて、ありがとうございます。
読んでいて「私と同じだ!」と、思いながら、私も思い返していました。

私も母が大腸がんで亡くなっていたのと、胃が弱いので、「がんになるとしたら大腸か胃がんになるかもなぁ・・」って思っていたので、告知されたときは、「やっぱり・・・」みたいな。
でも、それが意外にも聞いたことのない病名、「甲状腺がんで、乳頭がんというものです。」って言われたので、「甲状腺?・・・それって、何ですか?」(^_^;)って質問したのを覚えています。
で、一緒に行って待合室にいた彼氏に心配させまいと「ガンだって。」と、さらっと言い、家族にも職場の同僚にも「私、甲状腺のがんだって。」って話しましたけど、やっぱりびっくりされたりしましたね。(いろんな反応されますよね。)
私も初めの頃は一人のときに泣いたときがあったけど、
今は、いつ死んでも悔いのないよう、大好きな旅行や食べることを楽しみたい!!っていう欲を持って生きてる感じかな(^_^;)

そして、みるくままさんも、とても頑張る人だと思いました。
その気持ちを楽にしてくれた旦那様の言葉と気持ちも、本当に素敵だなぁと。confident
とても優しくて思いやりのある旦那様で、羨ましいですheart04

そして同じく私も心配性で、ネットで毎日夜中まで調べてたなぁ。。で、より不安に陥ったりして(>_<;)・・・。今も不安はあるけど・・、最初の頃は本当に不安で怖かった。。。
でも同じ病気の人からコメントをもらって、私もどれだけ支えられたことか!!そしてずっと何年もコメントを下さって、いろいろ経過を話せることにもホント感謝しています。(*^_^*)

投稿: アネゴ | 2012年9月18日 (火) 18時59分

命にかかわる病気、告知する側も辛いし
される側も辛いですよね。
頭でわかっても、心は…。
精神腫瘍医、初めて聞きました。

投稿: ★スコーピオン★ | 2012年9月17日 (月) 22時18分

アネゴさん、こんばんは。

ガンと告知された時の心境を思い返してみました。

私の場合ひどく冷静で、「やっぱり来たか」って感じでした。泣くこともなく、ただ淡々と。
これはきっと、身近にガンと戦っている家族がいたからかも。
父も姉も叔母も。
いつかは自分もガンになるといつも思っていたので、ついに来たかって感じだったんですよ。

職場の同僚に「私ガンでさ~」と話すとみんなびっくりして「風邪でもひいたみたいなこと言ってる場合じゃないでしょ」って怒り出す人も・・・

病気がわかって初めて泣いたのは、だんなが「俺の前では頑張らなくていい」と言ってくれて時でした。ぴーんとはっていた糸がプツンと切れたかのように泣いていました。でも後にも先にもその時だけです。
性格的にポジティブな方なので、「負けるもんか」っていう気がメラメラと湧いてきたりして。
でも実は心配性だから、ネットで色々調べて、知識を仕込んで・・・そしてアネゴさんにたどり着いたんですよねぇ。アネゴさんのブログにどんなに勇気づけられたことか。ホント感謝してます。

変なコメントになっちゃってすみませんでした。


投稿: みるくまま | 2012年9月17日 (月) 20時54分

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