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2006年11月18日 (土)

遠い昔の記憶

私の母親はS状結腸がんになってから、肺に転移して、最後は骨にも転移。
そして、私の誕生日の次の日の平成元年12月9日、46歳で亡くなってしまった。

母親は八百屋の娘に生まれて、12人兄妹だった。
うち4人はすぐに亡くなったとかで実際は8人。(そんな時代の人)

私が小さい頃
1月2日は、毎年母親の実家へ兄弟全員が集まってお祝いをする日と決まっていた。
(子供達には、合計で数万円にもなるお年玉が楽しみだった!)
父親たちは、お酒を飲んで話にふけり、
母親たちは、おしゃべりと花札。(お金を掛けていた)
子供たちは、広い家でかくれんぼをしたりして思いっ切り遊んだ。

私はお爺ちゃんの、つるっつるのハゲ頭を触っては「コラッ!」と言われるのを面白がっていた。
でも孫が多いためか、それとも遊びに行くのが年に1度だったからか、
記憶がないだけなのか・・・、
お金は貰っても遊んだ記憶は浮かんでこない。

その祖母が鼻のがんで死に・・・・(と言っても、83歳くらいだった)
妻を追うようにして祖父も死んだ(84歳くらいかな)

1人亡くなるごとに、いつの間にか正月の集まりは消えていき、
兄弟と言えども付き合いも無くなり、今ではほとんど縁もなくなった。

12人も兄弟がいて、その頃、大病になったのは母親だけかもしれない。
お葬式のとき 「○○ちゃん(母)は、いちばん病院と無縁だったのにねぇ・・・」
と、母の姉妹が言っていたくらい本当に、無縁だった人だったのに。

体の異変がありながらも、怖くて病院へなかなか行かなかったらしい。
そんな母が私に残した言葉は「おかしいと思ったら、すぐに病院に行きなさいね」だった。 

以来、今から思えばちょっとした体の異変にも『がんかも?!』と、疑うようになっていた。

体のどこかが、ほんの少しの違和感を感じただけですぐに病院に行くようになり、
その異常な不安症自体が病的だと思う時期もあったけれど・・・
行かずにはいられなかった。
そして、いつも 「どこも悪くない」 と言われてきた私。
それなのに、病気に対する不安は消えなかった。

そして、 母親が死んでから18年目に甲状腺がんになった。

つい最近は、父親の姉が母親と同じガンになった。
(でも、幸いにも高齢だからその後は転移もなく順調なようだ)
その後、父親にいろいろ聞いたら、母親の一番上の姉が子宮がん(早期で命に別状なし)で手術したらしいと聞かされた。

そんな心配症の私・・・
先生と話したときは安心したのに、すぐに不安がわいてきて、
大丈夫と言ってくれた先生に、再度電話して心配を訴えてしまった。
そのあと、先生に言えなかった納まりきらない気持ちを、彼に話していた。

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コメント

ふーこさん、こんばんは!
胃がんへの不安で検査したら、甲状腺が見つかったんですね。私も胃と腸は弱いので心配ですが、ガンだけでも何十という種類があるので、全部心配することなんて絶対に出来ないし・・切りがないですよね。
なのであまり考え過ぎないようにしたいですよね。

投稿: アネゴ | 2006年11月25日 (土) 00時10分

数日さかのぼってコメントを読ませていただいてたら、こちらもまた、似てます。(^^;)
私も癌の家系。
母が、胃がんで3月に他界したのは20年前。
祖母が64歳で胃がん死去、母が54で胃がん死去、なのでいつしか私は44で胃がんになるかもという不安に駆られるようになり、40歳から毎年胃カメラ飲んでました。
昨年妹が乳がんをPET-CTで早期発見をすることができたので、私も受けてみることにしたら、この甲状腺癌が浮かび上がってきたのですた。
その前に、首がおかしいなとおもって、色々病院にかかっていたのですが、明快な回答がないままだっただけに。このPETの結果が手術をしようと私に決断させたきっかけとなりました。

投稿: ふーこ | 2006年11月23日 (木) 20時33分

樹さん、こんばんは。
樹さんはお父様から聞いていたことが早期発見になったんですね。
それにしても、こうして伺うと本当にがんは多くの人がかかる病気だと改めて感じますね。手術、抗がん剤、放射腺以外のダメージを与えない治療法(保険のきく)が出てきてほしいですが、樹さんの言われるように、定期的に信頼のおける診察をしてもらっていれば手遅れになることはないですよね!(余裕がなくなると、そんな事さえ思えなくなってしまうんだなぁと実感)みんなに励まされました!ありがとうございますm(__)m

投稿: アネゴ | 2006年11月23日 (木) 01時32分

Doraさん、こんばんは。
そういえば、今は3人に1人がガンになる時代でしたよね。毎日手術という医療をしているDoraさんは、やっぱり色々知っているだけに複雑な気持ちになるのかもしれませんね。
王監督が『まさか自分がこんな病気になるとは・・でも、受止めて・・』って言ったとかって書いてありましたけど、私も全く同じ様に思いました。なってみないと実際はどんなこともわからいないものですよね。

投稿: アネゴ | 2006年11月23日 (木) 00時43分

私は家族性の乳頭がんなので、病院の問診では家族の病歴で
「甲状腺がん」の文字が並びます(^^ゞ
甲状腺がんでなくても親族を見るとやはりがん家系です。
がんへの恐怖、病気に対する不安・・・
でも、お母様の言葉があったから、
今回アネゴさんの甲状腺がん発覚につながったのですね。
私も父親の甲状腺がん発覚前の症状を聞いていたことが
自分の甲状腺がん(早期の方だと思います。)発見につながり、
父に助けてもらったと思っています。
少しの違和感を感じてすぐに病院に行くことは
いいことだと思います。
何でも早いに越したことはない!
異常がなければ尚更、それに越したことはない!ですよネ。

先生に大丈夫といわれても不安な今のアネゴさんのお気持ち、
手術後間もないので尚更なのではないかなぁと思います。
私もネットや人から聞きかじったことを自分にあてはめては
一人不安になっていました。もちろん不安がゼロになることはないですが、
ちょっとずつ薄くなっていきます。
ちゃんと定期的に診察・チェックしてるから、再発しても
手遅れになることはない、大丈夫!!って。

ちなみに私は乳腺にも良性腫瘍だの袋みたいなものだの何個かあるので、
そっちの方が怖いです(*_ _)人


投稿: 樹 | 2006年11月22日 (水) 14時16分

こんにちわ(^^♪
doraの家はガン家系です。親族、親、祖父母、かなりの高確率で、ガンにかかっています。最近も、伯母さんがガンになりましたし。たぶん、doraが病気になる時は、ガンなんでしょうね。
なので、とりあえずは、ガン保険にだけは入って用心し、人よりは健康に気は使っています。。
こんな仕事をしているので、ガン患者さんを診ることはよくありますが、よく考えるのは、自分がこうなったら手術を受けるか否か、ということです。結局、答えはでませんが・・・・ついつい自分と重ね合わせてしまって、複雑な心境になることがあります。
 
でも、やっぱり、ガンになった恐怖とか、不安とかは、その本人にしか分からないんでしょうね。
すいません、変なこと書いて。。

投稿: doradora | 2006年11月21日 (火) 10時31分

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